さて、質問です。
このテーブルの丸い天板は一体どうやって作ったのでしょう?
大きな機械でガーッと切ったり、ガチャンと型抜きしたり…
いえいえ、違います!
実はこんな作り方をしています。
1.最初は正方形の板からスタート、板の中心に穴を開けます。
2.次に登場するのが、この”ルーター”という電動工具。
溝を彫ったり、木材の角を丸く削ったりする道具です。
このルーターを使って、コンパスで円を描くように1周2周…刃を出す長さを少しずつ変えて削ります。
3.すると天板は、このようにきれいな円形に。
最初に開けた中心の穴はルーターを固定する”治具(じぐ)”を取り付けるためだったんですね!
COBOだけに限らず、家具を作る現場にはこのような”治具”がたくさんあります。
どれもこれも、作業を早く・正確に行なうために工夫されたものばかり。
家具作りに欠かせない、名脇役です。
このあと、カットした天板は側面をカンナできれいに仕上げ削り→角を丸く面取り→金具を取り付ける穴を開ける→塗装…で完成!
以上、意外と手作業な丸テーブル製作中の光景をお届けしました。
(O)