家具を作るという職業柄、普段の生活でも家具を見ると、どんな構造をしているのかな〜と裏側まで覗き込みたくなってしまいます。皆さんは、ご自宅のテーブルの裏側を覗いてみたことがあるでしょうか?
当工房で製作するダイニングテーブルは、天板と脚をこのような金具で接合しています。
幕板いらずで簡単取り付けができるという優れものです。
ただ、加工する時にトリマーという機械で穴を掘るのですが、ずっと掘ってると手首がすご〜く痛くなります。腱鞘炎にならないように気をつけます。
家具の富士・COBO FUJI スタッフがつづる、家具に関する「気づき」のコーナーです!
今回はオーダーテーブルについて。
新座店ではとても大きな天板をおいている為か「もっとコンパクトなのは無いの?」「ちょっとしたテーブルを探してるんだけど無い?」とよく聞かれます。
答えは・・・もちろんあります(ありますと言うか作っています)。
サイズ・形など使いやすく好きなサイズでできるのがオーダーの良さ。今回はそんなコンパクトな素敵なテーブル達の写真を載せてみました。
ここにちょっとしたテーブルが欲しい、こんな形のテーブルが欲しいという方はぜひご相談ください。
新座店 板垣
5月のセールの後修理や別注の発注が沢山きて6月は忙しそうです。
毎日のように椅子などを持って帰ってくるので倉庫が椅子だらけに。
色んな形の椅子達、張替えやグラツキ、修理内容は様々。
写真は少し前に撮ったのですが、今日見たらさらに増えていました。
来週も見積りが沢山、まだまだ増えそうです。
COBO 鈴木
家具修理は毎回違う椅子がくるので修理の仕方がそれぞれ違います
今回は側の幕板のホゾが折れてしまった椅子の修理です。
まっすぐな幕板の場合は作り直しますが、この椅子の幕板は曲がっていて作るのに時間が掛かるため再利用をして直すことにしました。
穴を掘ってホゾを入れ直してもいいのですが、それではいつも通り、今回は脚が外れるテーブルの様な組み方にして修理をしてみました。
トリマーで掘って隙間なく幕板が入るよう加工して、角木からボルトで後ろ足を引っ張る、初めての加工の仕方でしたが上手いことできました。
次はまた違う加工をしてみたいです。
COBO 鈴木
COBOのひとたちは面白そうな家具が修理依頼で入ってくると
呼び集めたわけでもないのにニコニコしながら集まってきます。
先日、修理で入ってきた写真の丸いテーブールもそうでした。
集まってきたCOBOのひとたちは天板の裏に手の掛かる所を見つけました。
COBOのひとたちはそれをグルグルと廻してみました。
すると天板が3分割され、拡がり、その中に三角の何かがあらわれました。
その三角を押してみたところ中から新しい天板が現れ、丸テーブルは1.5倍ほどの大きなオニギリ形になりました。拍手が起こりました。そしてCOBOの人たちは満足そうに持ち場に帰っていきました。
COBOのひとたちは家具を大切にしてくださる方々に感謝しながら日々暮らしております。
ちなみに今回、お修理させていただきましたテーブルはSKOVBY社(デンマーク)のモノです。修理という仕事に携わっていると世界各国のすばらしい家具に出会え、様々な機構や構造もわかるので大変勉強になります。
昨年末に夙川店は4Fショールームを新たにオープンさせていただきましたが、まだまだ未完成、大工工事もこなすスタッフがより楽しんでいただけるショールームを目指して日々作業を進めております。
ある時はタイル張り(写真①)、またある時は内装工事(写真②)壁をはがしていたらカッコいい壁が現れました。部屋の一辺にこんな壁もいいなぁと椅子を置いて記念撮影(写真③)
この場所は今のところ倉庫スペースになる予定なので直接は見てもらえる機会は少ないかもしれませんが、店の外からはご覧いただけますので、ご来店されましたら是非一度見上げてみてください。
夙川店 矢藤
今回は東京店のリメイスのお知らせです。
先日河内長野店よりリメイスについての報告がありましたが、
東京店でもどんどんリメイスを製作、販売しています!
皆さんに素敵な椅子を提供できるようどんどん展示していきたいと
思いますので宜しくお願い致します。
東京店 板垣
ペーパーコードの張替えです。
この編み方はカナコ編みというもので紐を縦横に編んでいくやり方です。
一本一本紐を通していくのでとても手間が掛かりますが、見栄えも良く軽くてとても丈夫に仕上がるのでオススメです。
COBO 鈴木悠太
先日、押入れのプチリフォームをしてきました。
一般的なマンションの間取りでLDKに隣接した和室の押入れです。
押入れは一般的なクローゼットに比べ10~20cm奥行きが深いのですが
これって実は布団を収納するのに必要な寸法なのです。
でもこのスペース全体を布団だけでいっぱいにする事はあまり無いと思います。
結局布団以外の場所は奥行きが深すぎて物を詰め込みがちになり、
しまった物が取り出しにくくなっていませんか?・・・
そこで、年に数回しか入れ替えをしないような布団は別室(納戸)の押入れへ収納する事にして
頻繁に使うものを中心に収納できるように改造しました。
中の仕様は自由設計ですので、お客様と打ち合わせの中で収納するものを考えながら必要なパーツを選んでいきます。
写真では分かり辛いかもしれませんが奥行きの深さを利用して
手前に洋服を吊り、奥に可動の棚板を設置する事で奥行きを2重構造にしています。
作業時間は約4時間、終わった後にはお客様から
「今から片付けるのが楽しみ」と言って頂きました。
収納でお困りの方は多くおられると思います。どんなケースでもご相談を承りますのでまずはお気軽にお電話ください!
夙川店 岡本
長らくご無沙汰いたしておりました。
先日8月27日、COBOで開いた一日だけの手作り教室”とけいをつくろう”。
本日はその模様をお届けしたいと思います。
夏休みを過ごすお子様を対象にした今回のイベント。
連日の猛暑にもれず暑い一日でしたが、ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
家具を作るときにはたくさんの木っ端(”こっぱ”と読みます…読んで字のごとく、木の切れ端のこと)が出ます。
丸や四角や、平べったいものに、棒のようなもの…木の種類もさまざま。
たくさんの木っ端のなかから好きなかたちを選んで、ボンドでペタペタと貼りつけて自分だけのオリジナル時計を作ろうというこの企画。
「貝がら、ちゃんと付くかなぁ…」 「できたぁ!」
積木のお城みたい!な時計や、ちょこんととまったトンボがかわいい時計など…みんなみんなそれぞれの個性がいっぱいのオリジナル時計が出来上がりました!
実は私たち、今回はじめて先生をさせていただいてドキドキしっぱなし…反対にみんなの笑顔からたくさんの元気をもらってしまいました。
この元気を糧にして、これからも楽しい企画をお届けできるように精進してまいります!
ご参加いただいた皆様には感謝を、今回ご参加いただけなかった皆様も次回を楽しみにお待ち下さい!
(O)