記事一覧

面取り

ファイル 68-1.jpgファイル 68-2.jpgファイル 68-3.jpgファイル 68-4.jpgファイル 68-5.jpg

修理、別注で最後の形を決めるのが角の面の処理です。
普段は簡単な面形状を選びますが、今回は昔の家具に脚を付ける依頼だったのでなるべく近い面を取ることにしました。
今回のような面取りの作業は初めてで、作業の前後で表情がガラッと変わったのが驚きです。
シンプルな面も家具そのものの形がよく見えて良いですが、このような凝った形の面も中々良いものです。

COBO 鈴木

婚礼家具のリメイク

ファイル 63-1.jpgファイル 63-2.jpgファイル 63-3.jpgファイル 63-4.jpgファイル 63-5.jpg

婚礼家具をリメイクしました。

以前社長BLOGにも書いてありますが、婚礼家具のリメイクのご依頼は本当に多く頂きます。今回は東京店で受けた婚礼家具のリメイクのご紹介です。

今回は引っ越しをするから持って行きたいが、そのままだと使いにくいのでリメイクしたいとのご依頼でした。とてもきれいに使われていたので、なるべく原型を活かして使いやすくをテーマに考えてみました。
その結果、婚礼家具の上の部分は天板と台輪(足元の部分の台)を付けてローボードに、下の部分は天板等を付けてチェストとデスクとして使えるようにしました。

思い出はあるが引っ越したりするとなかなか置き場所に困ってしまう婚礼家具ですが、リメイクするととても使いやすくなりますよ。そしてまた新しい思い出を作って欲しいと思います。

ありがとうございました

東京店 板垣

角の生えた〇〇

ファイル 59-1.jpgファイル 59-2.jpgファイル 59-3.jpgファイル 59-4.jpgファイル 59-5.jpg

今回は個性的な椅子を張り替えましたのでご紹介です。

最初受付をした者から「角の生えた椅子の張り替えだそうです。」
と聞きました。
「角の生えた?椅子??」

どんな椅子かなと思い引き上げた椅子を見ると

「あっ本当だ。角が生えてる。。。」

どうやらこの椅子はフランスに住んでいた時にもらった椅子だそうです。
「フランス恐るべし。」と、
思いながら座面の張り替えと折れてしまった部品を修理して完成!!

個性的な素敵な椅子に出会えるのもこの仕事の特権ですね。
皆様の素敵な椅子お待ちしています。


ちなみに角は作りものです。ありがとうございました。

東京店 板垣

張替え(?)

ファイル 53-1.jpgファイル 53-2.jpgファイル 53-3.jpgファイル 53-4.jpgファイル 53-5.jpg

先日お届けしたキャビネットの張替え(?)です。

お客様より籐のキャビネットを汚れにくい合皮に出来ないか相談を頂きました。
イス・ソファなどの張替えはいつもやっているのですがキャビネットは珍しいケース。
張替え例の写真等もないのでお客様とどう仕上るかをしっかり打ち合わせして進めました。

まず籐を全部剥して(写真右上)それから合皮を張リ(張り方は基本的にイス、ソファと同じです)、
お客様が海外に行かれた時に購入したお気に入りの取っ手を取り付け、
そして最後にお客様のお持ちの栃の天板を乗せて完成!!

世界に1つだけの素敵なキャビネットに仕上がりました。
これが張替え(?)やリメイクの面白いところですね。

東京店 板垣

時代箪笥の再塗装

ファイル 52-1.jpgファイル 52-2.jpgファイル 52-3.jpgファイル 52-4.jpg

こちらは50年以上前の時代箪笥。

塗装があちこち剥がれてしまっていますが、
本体や背板、抽斗などは思ったよりも傷みは少なく、金具もおおむね全部揃っていました。

今まではこのような場合は本社(西宮店)の工房に持ち帰り修理していたのですが、
昨年より河内長野店にも店舗に工房が併設され、大きな物でなければ塗装もできるようになりました。

金具を取り外し、塗装を剥がし、ガタツキや割れを修理して、
再塗装して、直した金具を取付け。

修理前の抽斗前板は木目を出さずにベタ塗りでしたが
修理後は木目を出して色を合わせました。

まだ納品前なので、お客様に喜んで頂けるか、楽しみです。


河内長野店 柳原

椅子について

ファイル 41-1.jpgファイル 41-2.jpg

突然ですが問題です!!
上の2枚の写真の椅子はどこが違うでしょうか?

正解は・・・
椅子の高さです。

お客様から高くて座りにくいとご依頼を受け脚をカットして低くしました。特に海外の椅子は日本の椅子より高さが高くこのような依頼はたくさんあります。

高くてもデザインが良いからとそのままお使いになる方も多いと思いますが
高さの合わない椅子は知らず知らずのうちに体に負担をかけているなんて事もあったりします。
皆さんもこの機会にもう一度ご家庭の椅子を調べてみたらいかがでしょうか。

せっかくのお気に入りの椅子だからさらに座りやすく使えたら良いですね。

東京店 板垣

出張見積りがオススメです!

ファイル 36-1.jpgファイル 36-2.jpg

リビングに並ぶ家具のなかでひときわ大きく、主役級の存在感を漂わせている
”ソファ”!

生地の面積が広いから、選ぶ色柄によって雰囲気が変わりそうだし…
張替えたいんだけどなんかイマイチ、ピンと来ないというか難しそう。。
ホームページの写真を見比べたり、お店で布見本を見るだけじゃなかなかイメージをつかみにくいものです。


そんなときはぜひ、富士のスタッフをお家に呼んでください!


家具を選ぶとき一番気になるのは”お部屋の雰囲気と合うか”どうか…ですよね!
だったら、ソファの生地もお家で選ぶのがイチバン!!


インテリアのことならおまかせ!お修理だけではなく、家具のオーダーからお家のリフォームまでを扱う富士スタッフが直接お伺いしますので、どうぞご安心を。
張り地についてのアドバイスはもちろん、そのほかお部屋でお困りのことがあれば何でもご相談ください!

上の写真の素敵なソファも、そんな出張見積りで生地を選んでいただいたもの。

最後の最後まで悩まれて、やっと決まったブルーのストライプは、本当にお部屋の雰囲気にピッタリ!
「この布にしてよかったわ!」とのお声に、お手伝いさせていただいた私たちも思わずガッツポーズでした(心の中で…ですけどね)!

▼出張見積りについてはこちらをご参照ください▼
http://kagusyuri.com/kagusyuri_form_syuttyou.htm

◇お見積のご依頼は フリーダイヤル 0120-704-099 でも受付けております◇

(O)

色・柄ちがいで楽しい、椅子のお直し

ファイル 35-1.jpgファイル 35-2.jpgファイル 35-3.jpgファイル 35-4.jpg

先週末仕上がったばかりのお修理のなかから、張替えでとってもかわいく変身した椅子たちをご紹介します。

上の写真は1脚ずつ生地を変えて張替えた椅子たち。
クラシックなデザインのフレームに合わせて選んだ生地がお似合いです!
赤から紫の同系色でまとめているので、3脚並んでもしっくり絵になる仕上がりに。

下の写真は、同じ無地の生地を色違いで2脚ずつ張替えたもの。
無地の生地でも、2色使いで個性を感じる仕上がりになりました!

どちらの椅子も、お家に帰ってからの姿をぜひ見てみたいものです!!

ちょっとイメージを変えてみたいとき
生地選びに迷ってしまって、あれもこれも捨てがたい…なんてときには
思い切って色や柄を変えてみる、欲ばりコーディネイトもアリなのです!

▼椅子の張替え・実用例はこちらからご覧下さい▼
http://www.kagusyuri.com/kagusyuri_repair.htm

(O)

講堂椅子・納品完了!

ファイル 34-1.jpgファイル 34-2.jpg

先日、6月よりこのCOBOブログでもお伝えしてまいりました講堂椅子の最終納品に行ってまいりました。

神戸にある女子校の講堂で使われているこの椅子たち。

実は昨年の夏からお修理をさせていただいていて、今年が2年目の長いお付き合いなのです。

COBOにずらっと並んだこの椅子たちとお別れかと思うと少しさびしいような…

昨年と合わせて計250本あまりの大仕事。
今年は椅子張り工房としてリニューアルしたばかりの河内長野店との共同作業で、私たちにとっても新しい試みがいっぱいのお修理でした。

大切なお椅子の修理をご依頼いただき、ありがとうございました。
これからもたくさんの生徒たちの成長を見守って、素敵な時間を重ねていってくださいね。

(O)

椅子の中身

ファイル 31-1.jpgファイル 31-2.jpg

座面の高さや奥行など椅子選びのポイントは色々ありますが、椅子の座り心地を決めるのはなんといってもその中身!

普段はなかなか見ることが出来ませんが、とっても複雑に出来ています。

そんな椅子の中身をお伝えするべく、本日はソファを張替え中のCOBOにお邪魔しました。

こちらは昭和30~40年頃のものと思われる、古い日本製のソファ。
表の張り地を剥がすと、何層にもなったクッション部分が出てきます。

今では硬さが違うウレタンフォームを重ねて作る方法が一般的ですが、このソファが作られた頃はまだまだ昔ながらの天然素材をクッション材に使っていました。
なかでも詰め物として使われている椰子の実の繊維はヘタリがなく、張替えるときにほぐしてあげればまた何十年も使えるもの。

こうした素材をバネを張った上から重ねていき、座り心地をよくするために一番上には綿を張ります。材料を張り込んでいくのは釘!こちらも今ではあまり使われていません。

この製法は、椅子張りの国家試験でも課題になっていたそうで…当時の職人さんたちはよく仕事のあとに練習をしたんだそうです。

目に見える部分だけでは伝わりにくいですが、しっかりした技術と素材に支えられているんですね!

長い時間を一緒に過ごしてくたくたボロボロになってしまっても…張替えれば新品の頃のような座り心地に。
椅子の中身のお話、次回に続きます。

(O)